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GRONDEMENT / TECHNICAL GUIDE

プーリーのお話

ベルトが動く仕組みと、表面・ローラーガイド・リブの見どころを写真で確認します。

目次から読む全6項目

写真・図はタップすると拡大できます。

プーリーは何をする部品?

駆動系の構成例。手前のローラーと、ベルトが掛かるプーリーの位置を確認してください。駆動系の構成例。手前のローラーと、ベルトが掛かるプーリーの位置を確認してください。

プーリーは、スクーターの変速を担う主要部品の一つです。可動側のプーリーが軸方向に動き、ドライブベルトが掛かる位置を変えることで変速します。

ここでは、次の3つの部分を見ていきます。

  1. ベルトに接する表面
  2. ウエイトローラーのガイド
  3. ランププレートと組み合わさるリブ

写真内の矢印は、リブ・ウエイトローラー・スロープなどを示しています。ローラーの通り道と、外周側のリブを見比べてください。写真内の矢印は、リブ・ウエイトローラー・スロープなどを示しています。ローラーの通り道と、外周側のリブを見比べてください。
プーリー(プーリーの各部名称)

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ベルトはどう動いて変速する?

プーリーの表面は、ドライブベルトと接して動力を伝える部分です。プーリーフェイスと組み合わさってベルトを挟むため、両者の角度とベルトの形状が合っていることが大切です。

掲載図では片側の角度が14~15度、両側を合わせて28~30度程度の例を示しています。すべての車種に共通する数値ではありません。

回転数が上がると、ウエイトローラーが遠心力によって外側へ移動し、ガイドに沿ってプーリーを押します。プーリーフェイスとの間隔が狭くなると、ベルトが外周側へ移動して高速側へ変速します。

図1は低速側、図2は高速側へ変速した状態です。図の青いプーリーと黒いウエイトローラーが動く部分で、赤い部分は軸方向には動きません。左右は図の向きに対応します。

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表面が摩耗するとどうなる?

表面に定規を当てた掲載例。ベルトが接する面の状態を見るための写真です。表面に定規を当てた掲載例。ベルトが接する面の状態を見るための写真です。

プーリーにはアルミ製のものが多く、使用に伴ってベルトとの接触面が摩耗します。段付きや変形が生じると、ベルトが滑らかに移動しにくくなり、正常な変速を妨げることがあります。

エンジン回転数に対して速度が伸びにくいなどの症状がある場合は、ベルトだけでなくプーリーの状態も確認します。

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ウエイトローラーはどこを動く?

ウエイトローラーは、プーリー内部のガイド(スロープ)に沿って移動します。ガイドの角度や形状、ローラーの重さなどが組み合わさって、プーリーの動きと変速特性が決まります。

ガイドの移動範囲やプーリーの外径を変えただけで、必ず加速性能が上がるわけではありません。ベルトやドリブン側の部品も含めた組み合わせが重要です。

プーリーのお話:ウエイトローラーのガイドの掲載写真・図 12

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リブとスライドピースは何のためにある?

ランププレート(カム)は、エンジンからの回転をプーリーへ伝える部品です。プーリーのリブと組み合わさり、その間でスライドピースが金属同士の直接接触を防ぎます。

リブやスライドピースが摩耗・破損すると、変速の動きや動力伝達に支障が出ることがあります。ベルトやウエイトローラーとあわせて状態を確認することが大切です。

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正常な部品と破損した部品はどう違う?

写真を見るポイントリブの形が残っているか、ランププレートと接する部分が削れていないかを、正常な部品の写真と見比べてください。

下の写真はスライドピースが破損したことにより、鉄製であるランププレートが直接リブに当たってしまい、完全にリブが無くなってしまった状態。これでは変速どころか、動力を伝えることすらできません。
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